アクセス: 
お気に入りアイテム登録:
パイオニア ラジカセ SK-95 動作品 レトロ
62年にソニーが発売したAM、SWの2バンドラジオです。このモデルは¥11000、同じ型番でNSB(日本短波放送)クリスタルがついて日本の短波放送が選局し易くなったモデルは¥12200でした。当時の大卒サラリーマンの1ヶ月分の給与に相当する金額で大変に高価な電気機器でしたが、それでも買う人はいました。真空管ラジオに比べると電気代が遥かに安く、持ち運びも便利だった為です。この時期、日本のトランジスタラジオはその価格の安さと高性能で日本という国の外貨の稼ぎ頭でした。世界最初のトランジスタラジオはソニー、と言いたい所ですが、54年にに米国のリージェンシーと言うメーカーが出したものが世界初で、ソニーの初号機は翌55年に発売されて居ます。ソニーの初号機は多少問題があった様ですが、その後は徐々に品質も安定し、高性能で価格も安かった為に高い評価を得ます。ニューヨークの高級デパートに高性能ラジオとしてソニーのモデル(このモデルではありません)がディスプレイされると言う快挙も成し遂げた様です。ソニーは当時巨大メーカーでは無かったのですが、他社に先駆けてトランジスタの自社生産を始めます。日本のメーカーは同社のトランジスタを使い(当時は)安くて良質な国内の労働力を使って高い競争力の有るラジオを続々と送り出し、日本国内よりも海外向けにその殆どが輸出されて行きます。当時の統計を見ると日本のラジオの実に８割が輸出されて居た様です。このモデルはソニーが最初のトランジスタラジオを発売して7年後に出されています。既に可也設計としては手慣れた感じで、AM、SWの2バンド。AMの呼称も当時は放送電波を示すBroadcast を意味するBCでした。この個体は皮ケースに入った状態で入手。ボリューム不調、ガリ有り、短波受信出来ずと言う初期状態でしたが、整備後は2バンド快適に受信、ボリュームもスムーズです。60年前の電気製品で今も使えると言うのはある意味驚異です。ラジオはテープレコーダの様な回転部分が無いので劣化が少ないのでしょう。この前後のラジオを何十台か扱いましたが、致命的な問題で直せない事は殆ど有りません。当時の日本製品のQCの高さも再認識しました。6X9cmと言う楕円スピーカーで音はまあまあです。電池付きです。楽天では動かないジャンクでこの2倍強の値付けで首を傾げざるを得ません。
| カテゴリー: | 家電・スマホ・カメラ>>>オーディオ機器>>>ラジオ |
|---|---|
| 商品の状態: | 傷や汚れあり |
| ブランド: | ソニー |
| 配送料の負担: | 送料込み(出品者負担) |
| 配送の方法: | 佐川急便/日本郵便 |
| 発送元の地域: | 千葉県 |
| 発送までの日数: | 1~2日で発送 |
【格安saleスタート】
60年前の発売ですが今でも普通に動きます ソニー TR-819
ラジオ